何となく釣れそう。何となくダメそう。何となく幽霊が出そう(これは経験したことないけど)。
さして勘の鋭くない私でも、釣り場に到着してからピンと来ることがある。事前に天気、波、潮、風向などをチェックして周到に計画を練ったとしても、現場で感じる匂いにはかなわない。都会人から狩猟民族に戻ったと感じる瞬間だ。

中紀の田杭漁港で釣ったハマチ。この日は適度なサラシがあったにも関わらず、なぜか隣接する地磯ではなく、波止の内向きで来るぞという妙な感覚が働いていた。延々とルアーを投げていたら、そのとおり足下でヒラスズキがヒット。これは残念ながらフックアウトしてしまったが、その直後にドカンとヒット。まさか青物が釣れるとまでは予想していなかったけど。

ヒットルアーは、はるか昔に製造中止になったであろうエンペ111mm。水面直下を艶かしく動く姿が懐かしい。エンペ弟も友情出演。
しかしながら、逆に全然ダメだと思っているときに爆釣することがあるのも事実。要は肩肘張らずに、好きな場所で好きなルアーを投げるのが精神衛生上一番なのかも。
今は亡き大森製作所のダイヤモンドリール。マイコンウルトラNo.2・・・
中学から高校にかけて、野池のバスや川のライギョ、ナマズを狙うために使っていた。少し重い目だがやたらと頑丈で、手荒く使っていたがほとんど傷が付かなかったと記憶している。
当時は、釣りを愛するのと同じぐらいリールを愛していて、釣行後は必ず分解し素人なりのメンテを施していたものだ。
結局、ベイルアームのばねが金属(勤続?)疲労で折れてしまい、そのままお蔵入りになってしまったけど。私の拙釣を陰で支えてくれた戦友。
だが、今回紹介したいのはリールではなくて
付属のリール袋である。
デザイン的にはいまいち、というよりあり得ない。訳の分からない架空の魚たち。カーキ色ならおしゃれだが、これはどう見てもカキ色だ。しかし、注目すべきはその耐久性。
今では他社のリールを入れるのに重宝しているが、まったく生地は傷まないし、縫製は1箇所もほどけてこない。20年も使い続けているのに。
質実剛健なリールを製造することで評判だった大森製作所だが、まさかリール袋までもが頑丈だったとは。
うまく表現できないが、手触りも「硬派」である。大手メーカーのリール袋が次々と傷んでいく中、彼は一体いつまで現役でいるのだろうか。私が爺さんになり、足腰が弱ってルアーを投げることが出来なくなったときでも、エサ入れや小物入れとして活躍し続けてくれることを願う。
| HOME |
Author:nuemi
大阪府在住の36歳。以前はシーバスやヒラスズキを中心に狙っていましたが、最近は中紀をベースにライトゲームを楽しんでいます。魚料理も修業中!
あまりの暑さにつきデイアジングの検証は一時中断。昼間の釣りは命に関わります。秋までは夜釣り主体でアジングを楽しみますのでご容赦を。